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おばあさまの願いを叶えた花嫁行列
家族の愛と伝統に彩られたハレの日。

Information

挙式月 11月
挙式スタイル 出立ち・フォトウエディング

私は子どもの頃からおばあちゃん子。披露宴は嫁ぎ先の岡山ですることになったのですが、高齢の祖母は来られないかもしれない。そこで、私の地元・和田山でフォトウエディングを計画しました。和装にあう会場を探して、竹田城 城下町ホテルEN を見つけたんです。
最初は写真だけのつもりでしたが、プランナーさんに相談するうち、祖母のたっての願いだった「出立(でたち)」もお願いすることに。プランナーさんが親身に対応してくださったおかげで、自宅で花嫁支度をして、ご近所の方にもご挨拶して嫁ぐことができました。もちろん、晴れ姿を見た祖母もとても喜んでくれました。

生まれ育った家から嫁ぐ出立ちの儀式
ご近所さんに見守られて、花嫁行列

抜けるような青空の下、ご実家前の通りは花嫁さんのお出ましを今か今かと待ちわびる数十人のご近所さんの姿で華やいだ雰囲気に包まれています。
その頃、新婦様は生まれ育ったお家で花嫁支度を済ませ、ご両家向かい合ってのご挨拶。「娘をよろしくお願いします」、「ご安心ください」。幼い日からの思い出がよみがえると同時に、娘が嫁いでいく寂しさ、安堵感、そして未来への願い。ご家族の胸に様々な思いが駆け巡る中、短くも重みのある言葉が交わされました。新郎様はこの瞬間を「この家の大事な娘さんをお嫁にもらった、そんな実感が込み上げました」と振り返ります。「今日でこの家は最後なんだなぁと少し寂しくなったけれど、改まった場でなければ言えない感謝の言葉も、素直に伝えることができました」と新婦様。ご先祖様に手を合わせた後、いよいよ縁側から出発です。おばあ様は新婦様の肩に手を置いて、「丈夫でな(体に気を付けて)」とやさしく声をかけられたのでした。黒打ち掛け姿の花嫁さんがあらわれると歓声があがり、ご近所さんによる長持唄(ながもちうた)が。古くから嫁入りの時に謡われてきた民謡に送られて、花嫁行列がはじまります。新婦様の弟様を先頭に、ご近所さんからの温かな拍手とまなざしに包まれながら、ゆっくりと行列がすすんでいきました。
華やかな花嫁行列のあと、新婦様と新郎様はご実家をあとに。「あぁ、これで本当に出ていったんだなと、ほっとしたような寂しいような気持ち」とお母様。車が見えなくなるまで見送ったその瞳は、心なしか潤んでいるようにも見えました。

おばあ様と選んだ衣裳での写真撮影
明治の重厚感ある建物が引き立てる

竹田城 城下町ホテルEN に到着すると、フォトウエディングがスタート。黒の打掛、白無垢、色打掛は、すべておばあ様と一緒に厳選されたもの。「思った通りの花嫁さんができあがった」と、おばあ様も目を細めて見ていらっしゃいます。青い空と但馬の山に抱かれた中庭では、朱い番傘が映える美しいシーンを撮影。隣接する竹田駅周辺でのロケーション撮影では、少しはにかんだ表情でお互いを見つめる優しい表情も撮影されました。400 年の歴史をもつ酒蔵を改装し、明治時代に建てられた母屋をそのままに残す竹田城 城下町ホテルEN。
木の格子戸や欄間、小さな部材に至るまで、すべてに時の重みを宿しています。「どこか懐かしさを感じる建物で、白無垢姿でお辞儀をしている写真が一番のお気に入り」と新婦様。当初は簡単な前撮りを、とのお考えでしたが、おばあ様の夢を叶えたいという思いから、素敵なフォトウエディングが実現。今日の良き日を永遠に残す、そんな一日となりました。

プランナーより

おふたりにお会いしたのは、会場見学の際と出立ち当日の2 回。新婦様のご家族と一緒にご来館くださった時と当日では、全く違う印象を受けました。「あまり派手なことはしたくない」とおっしゃっていたおふたりですが「おばあ様の想いを受け止め、結婚の儀を行うことは家族孝行になる」と、決意を固められたご様子が伝わってきました。赤い樽を手にした新婦様の弟様を先頭に、ご両家お揃いでの出立ちは息を飲む美しさ。当日の輝くような笑顔とどっしりと構えたご様子がとてもまぶしく、頼もしかったです。但馬では出立ちは多いようですが、地域によってやり方も異なるため、県外出身の私も多くのことを学ばせていただきました。伝統とご家族への思いを大切にしたセレモニーをお手伝いでき、光栄です。どうかこれからも、末永くお幸せに。